2025年度よりビル用マルチエアコン(新設用)は指定製品化に伴い地球温暖化係数(GWP)が低い冷媒R32を利用します。4月以降は、R32冷媒でなければメーカーから出荷できなくなります。
R32は微燃性があるため、正しく取り扱うガイドライン(GL-20、GL-16)が設けられており、空調機の設置状況によっては、安全対策設備の設置が必要になります。
[参考] 微燃性(A2L)冷媒を利用したビル用マルチエアコンを安全にご使用いただくために(一般社団法人 日本冷凍空調工業会)

安全対策の要否判定
燃焼を予防するための措置として、室内毎の設置環境を踏まえた冷媒漏えい時最大濃度の計算が必要になります。

安全対策が必要か簡単にチェック

※ダイキン製品の場合、安全対策要否を判定するためにWebツールをご利用いただけます。
※本ツールの判定結果はあくまで目安としてご利用いただき、最終的にはご利用者様の責任において
別途冷媒量の計算等を実施した上でご判断ください。
安全対策が必要な場合
安全対策要否を判定した結果、安全対策が必要な場合は遮断装置の設置など行った上で
1年に1度以上の安全装置点検(回路検査)と、5年に1度の漏えいセンサー定期交換が必要になります。

Dfctの安全対策
◆ 安全装置点検対象の設定
安全対策要否を判定した結果、安全対策が必要な場合は、機器登録・編集から安全装置の登録を行ってください。詳しくは、【3】機器を登録する 1-3.R32安全対策装置機器の登録

◆ 安全装置点検結果の通知・登録
安全装置点検対象となる空調機を設置または交換してから1年に1回以上の安全装置点検が必要になります。
点検時期が近づくと、メールにてお知らせしますので、点検を行い、結果の登録をお願いします。
※Dfctでは2025年7月から安全装置点検結果の登録が可能となります。



◆ Dfctの検知センサー交換結果の登録
空調機を設置または交換してから5年毎に、検知センサーの交換が必要になります。
※Dfctでは2025年7月からセンサー交換結果の登録が可能となります。
